頭脳(CPU)が働くための作業場所を一時的に与えてくれる部品です。
CPUが直接交渉できるのはメモリだけなので、メモリの性能がパソコンの組織全体に影響を及ぼします。性能が悪いと、CPUは足を引っ張られ、低速な処理しかできないようになります。
メインメモリ(主記憶装置)と呼びます。
デスクトップPC用メモリ
画像はPC2-5300(DDR2-667)1GBメモリ
メモリの性能は容量や種類によって決まります。
容量は、256MBよりも512MBのほうが大きいので性能は上です。
ノートパソコン用メモリ
画像はPC2700(DDR333)256MBメモリ
メモリは用途によってサイズが異なります。
デスクトップPCのメモリであればDIMM、ノートパソコンのメモリであればSO-DIMMという規格になります。
たまに混同している方がいますが、メインメモリとUSBメモリは別物です。
利用しているコンピュータのメモリ容量を知る方法です。
OSによりますがメモリは”メモリ”もしくは”RAM”という表記になっています。
windows10の場合、コントロールパネル => システムとセキュリティ => システム で確認できます。
メモリ容量を知る方法
種類は、2004年段階ではDDR SDRAMメモリが主に販売されていましたが、2014年にDDR4 SDRAMが登場しています。
それ以前までは、72ピンSIMMや168ピンDIMMなどが存在しました。
DDR SDRAMには、容量だけでなく、PC2100といった英数字があります。
これは帯域幅のことを表しており、この数字が大きければ速いです。
また、PC2100はデータ転送量が266MHzなのでDDR266と表すこともあります。
DDRをマザーボードに2枚差しする場合、このDDRは同一の仕様のメモリを利用しないとスペックが低い方に足を引っ張られる(例:PC2100とPC1600の時、PC1600の2枚と換算される)という傾向があるようです。
また、メモリにはCL値(例・CL=2.5)なるものがあります。
これは何クロック目にデータが出力されるか表しており、CL値が小さいほど頻繁にデータの出力が行われています。
よって、CL値が小さいもののほうが性能は上なのです。
PC2100、PC2700といった表示はメモリモジュール規格といい、伝達速度を判断できます。
DDR200、DDR266といったメモリチップ規格で判断することもできます。
詳しくはPC2100、PC2700とは(DDRとは)をご参照ください。
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